2024年、モバイルゲームを取り巻く環境はプレイヤーのマインドセットにおいて新たな局面を迎えています。パブリッシャーは、ユーザーのモチベーション、課金行動、そしてIAP(アプリ内課金)のシェアを獲得するため、プロダクト・マーケットにフィットしたゲームをどのように制作すべきかについて、より理解を深める必要があります。
Mistplayの「モバイルゲーム課金ユーザーレポート 」第1版は、コホート、地域、ジャンルベースのペルソナを横断して現代のモバイルゲーム課金ユーザーを包括的に理解し、今後1年間のマネタイズ戦略に役立つ新たな視点を提供する調査です。
今年は、プレイヤーからの直接的な収益が減少した場合に何をすべきかを認識することが重要です。マーケティングとプロダクトはよりクリエイティブ性を高め、プレイヤーに何を提供し、どうすればプレイヤーにより多くの価値を提供できるかを再考する必要があります。」
ェイス・プライス氏
DoubleDown Interactive グロースマーケティング・ディレクター
モバイルゲームへの課金状況は、今年明らかに変化する可能性があります。32%の課金ユーザーが – そして高額課金ユーザーのうち41%が – ゲーム内課金を減らし、より予算を意識した裁量的な支出にシフトする見込みです。
コミュニティはファネル上部における強力なテコの役割を担い、モバイル課金ユーザーは口コミを発見チャネルのトップ3としてランク付けしています。一方でファネルの下部ではその重要性が下がる傾向があり、課金ユーザーの69%がソーシャル要因は意思決定に全く影響しないと回答しています。
課金ユーザーは、自分が自由に使える支出額を増やす方法を模索しており、そのために役立つブランドと関わりを持とうとしています。課金ユーザーの多く(79%)は、さまざまなロイヤリティプログラムに参加しているだけでなく、追加のポイントやリワードが得られるのであれば、ゲーム内でさらに課金する傾向にあります(51%)。